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さて、居間でゴロゴロしているご主人が新聞を読みながら「♪梅は咲いたか、桜はまだかいな♪」と鼻歌まじり。
台所で片付けものをしている奥様が、聞いていないのかと思ったら「もう七、八分咲きよ。その歌の続き知ってる?」
「そう言えば、知らないなあ」
「♪柳ゃなよなよ風次第♪」
「へぇぇ。梅に桜に柳川町か、高崎にぴったりの歌じゃないか」
「あ、鋭いわ。続きがあるのよ。♪山吹や浮気で色ばかり、しょんがいな♪」
「さすが年の功、良く知ってるねぇ。明治生まれだっけ?」
「あなたより、二歳も若いでしょ!この前も奥さんまだ三十代でしょって言われたのよ」
年齢の話しは禁物です。若木の桜花も、そしてまた樹齢を重ねた銘木の妖しさもまた魅力があるものです。
白衣大観音と桜写真

●観音山と自然歩道

桜の名所と言えば観音山です。ソメイヨシノ、ヤマザクラなど3000本の桜が丘陵一帯に咲き誇ります。
観音山駐車場に向かう沿道にも桜が続いています。高崎の街を眺望しながらライトアップされる夜桜も見事です。清水寺から観音山駐車場を結ぶ散策路も桜の見どころです。
参道を歩きながら、観音様と桜の花を組み合わせたカメラアングルを探してみましょう。これが意外に難しい。高崎の観光ポスターに使って欲しくなるようなベストロケーションが見つかるかもしれません。
観音様の高さは41.8mで、何回訪れても、足元から見上げた姿は荘厳で圧倒されます。観音様の胎内は9階建てになっていて、20体の仏像が安置されてます。最上階は肩のところで、高崎市街地や上毛三山が一望できます。胎内巡りの入場料は300円です。
自然歩道が整備されているので観音山に自生するヤマザクラや野鳥など自然を楽しみながら周辺を歩いてみてはいかがでしょうか。
観音様から慈眼院の横を通り、山の南斜面に向かうと、高崎市染料植物園と結ぶ長さ120mの吊り橋「ひびき橋」が見えます。ひびき橋は谷間にかけられ、谷からの高さは28.5m。吊り橋なので渡っている時の微妙な揺れがありますし、谷を覗いた時にはちょっとスリルを感じます。普段あまり見ない観音様の右横からの姿はちょっと新鮮です。
耳をすますと、里から上がってきたウグイスの声が森の中から聞こえてきます。染料植物園の園内は入場無料で散策できます。染色工芸館は、通常の入館料が一般100円、大高生80円です。
観音山駐車場から染料植物園まで自動車で行く場合は、参道商店街を抜けるしかありませんが、観光期は交通規制されています。護国神社まで降りて「国立コロニーのぞみの園」方向に進行してください。観音様の足元を通過し、次のT字路に左折。案内表示が出ています。道沿いに下っていくと左手に染料植物園の駐車場が見えます。のぞみの園に入ってしまったら行き過ぎです。
旧カッパピア側のふもとに、名園として知られる徳明園、坑道の長さが400メートルを越えるという洞窟観音があります。神秘的な異空間です。入場料は大人800円、中学生以下400円です。旧カッパピアは、高崎市が自然公園として整備を進めています。完成すれば高崎の新しい観光名所となるでしょう。

「日本人はなんで桜の花が好きなんだろうね。ニュースで桜の開花を報道するんだよ」
「なんでかしらね。世の中に絶えて桜のなかりせば」
「春の心はのどけからまし。在原業平だったっけ」
「ピンポン。正解。」
「業平って、箕輪城主の長野業正のご先祖らしいよ」
高崎城址写真

●高崎城址のお濠の桜・高崎公園
「花より団子」、お花見宴会は高崎公園です。提灯にほの明るく照らされながら、毎晩のようにお花見の宴が繰り広げられています。高崎公園は明治9年年に作られ、明治33年に市制施行された時から高崎公園と呼ばれるようになったそうです。高崎公園のシンボルのハクモクレンの下には、高崎の歌人・吉野秀雄の「白木蓮の花の千万青空に白さ刻みてしづもりにけり」の歌碑があります。また池の横には狸の像が建てられています。公園下の烏川で釣りをしている人が、狸に化かされたという話から、釣り仲間が狸を祀ったと伝えられています。
庁舎前広場、群馬音楽センター横の土累側でも花見の宴を見かけます。お濠に張り出した桜がライトアップされ、水面に映る花のリフレクションは幻想的な世界です。散った桜がお濠に浮かぶ花いかだも風情があります。
4月上旬には城址周辺や中心商店街、観音山で「たかさき春まつり」が開催され、楽しいイベントが予定されています。
お濠端を柳川町の方に歩いてその名も桜橋のたもとに村上鬼城の句碑「ゆさゆさと大枝ゆる桜かな」が建てられています。そのまま柳川町に繰り出すか、路地裏をブラブラしながら縄暖簾をくぐるか迷うところです。
「花の歌の続きをやろうよ」
「じゃあ、久方のひかりのどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ。紀友則。どう?」
「それズルイ!先に言われた。え〜と、ねがわくは花のもとにて春死なんこのきさらぎの望月の頃。西行。気持ちわかるよなぁ。」
「さっき花の下で酔って寝ちゃってる人ならいたわよ」
と話しているうちに屋台村に到着です。
「あなた、飲むところの情報はホントに詳しいのね」

糀屋外観写真

●高崎田町屋台通り・中山道恋文横町
平成21年12月に開店した高崎田町屋台通り・中山道恋文横町。まちなかのにぎわいづくりを目的に誕生し、話題になっています。そば、中華、おでん、焼肉、焼きそば、イタリアン、多国籍料理などの屋台が並び、値段もリーズナブル。懐かしい気持になれる雰囲気です。どのお店もカウンター席だけなので7、8人入ると満席になってしまいますが、お酒や食べ物をオープンスペースのテーブルに持ち出してワイワイ飲むのも楽しいです。
目の前で焼いて出てくる焼きそば、ソースの香りもかぐわしくアツアツです。イタリアンの店では生ハムを目の前でカットしてくれます。カウンターなので、何でも目の前で作っていて、ご店主とのコミュニケーションが楽しいです。オーダーに迷ったら、ご店主にお勧めの一品を聞いてみるにもいいでしょう。夜だけでなく、昼間のランチタイムも営業している店もあります。

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